こんにちは。
もしくはこんばんは。
南のクマです。
概要
今回はリップノイズの消し方です。
マイクに向かって話をする時に、口を開くと同時に鳴る「ピチャッ」等の音が気になる時の対処方法です。
結論としては、対象のマイクに対し、以下1〜4の順にフィルタをかけるだけでOKです。
フィルタ
- 「ノイズ抑制」
- 「ゲイン」
- 「ノイズゲート」
- 「コンプレッサー」
細かい数値などは後述しています。
前提
今回の画像内で入力している数値は、マイクから10cm離れた位置でポップガードを挟んで発声する際のものです。
フィルタの強さとしては、マイクと3cm程の近さで強めのリップノイズを鳴らしてやっと入力される程で調節しています。
ポップガード無しの場合の値も追記しているので、参考にしてください。
本題
それでは、各項目ごとの役割と入力値を記載していきます。
フィルタの追加方法は、以下の記事を参考にして下さい。画像付きで解説しています。
URL : OBSのホワイトノイズを消す(抑制する)方法 - 南のクマのブログ
1.ノイズ抑制
この機能は、音声入力値の最大値から指定した値までのノイズに対して、「サーっ」というようなホワイトノイズを抑制することが出来ます。
- フィルタに「ノイズ抑制」を追加する
- 「抑制レベル」を「-60dB」に設定する
あくまで「雑にやるとしたら」の値なので、後々調整してみてください。
個人的には-30dB前後で調整してます。
2.ゲイン
この機能は、入力された音もしくはゲインの上に設定されているフィルタの出力を増幅することが出来ます。
上のノイズ抑制の次に使うと、ノイズカットされた音声が増幅されることになります。
- フィルタに「ゲイン」を追加する
- 「ゲイン」の値を「7〜9dB」に設定する
3.ノイズゲート
この機能は、「開放閾値」以上の音を録音し、「閉鎖閾値」以下の音を全てカットすることが出来ます。
「動作開始時間」で音が入力されてからノイズゲートが適用されるまでの時間をミリ秒単位で指定出来ます。
「保持時間」でノイズゲートの適用される時間を設定することが出来ます。
「解除時間」は入力が無くなってからノイズゲートが解除されるまでの時間を設定出来ます。
4.コンプレッサー
この機能は、音量の最大値を一定に揃えることが出来ます。小さい音を大きくする訳ではありませんので、お気をつけください。
マイクなどで叫んだ時の音割れや音量ゲージの振り切れを防ぐ機能だと考えると分かりやすいと思います。
- フィルタに「コンプレッサー」を追加する
- 「閾値」でコンプレッサーをかける基準を設定(画像は-18.00dB)
- 「アタックタイム」で、入力に対してコンプレッサーを適用するまでの時間を設定(画像は4ms)
- 「リリースタイム」で、入力が切れた後にコンプレッサーを解除するまでの時間を設定(画像は60ms)
- 「出力ゲイン」で、コンプレッサーをかけた最終出力を(必要なら)増幅(画像は0.00dB)
画像の1番上にある「比率」は触らない事をお勧めします。
少しいじると下の入力項目を全て見直すことになります。
最後に
ここまで、「ノイズ抑制」「ゲイン」「ノイズゲート」「コンプレッサー」を順に設定してきました。
これで基本的な設定は完了したので、ほとんどのノイズがカットされた音声が出力されていると思います。
個人個人の声によって、発声の仕方によって各部の値を調整する必要がありますが、先ずは上記の設定で試してみてから調整すると良いと思います。
調整する際は、各フィルタの左側にある目のようなマークでフィルタのON・OFFを切り替えられるので、下にあるフィルタを全てOFFにしてから、上にあるフィルタから順に調整していくようにしてください。
皆さんのOBSライフの助けに、少しでもなれたなら幸いです。
またメモ程度の内容を纏めたら記載していきますね。
それでは〜Bye(´・∀・)/
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